2015年一般社団法人日本アスリートウォーキング協会を設立、2020年の新型コロナウィルスの問題を超え、2024年に入ってからは ようやくマスクや消毒の規制も緩和されたことで本格的にヘルスケアの時代に入ったと考えています。

象徴的な事例としては、健康経営優良法人2024では、大規模法人、中小規模法人あわせて19,721社。
約2万社の法人が健康経営に取り組む企業として認定されました。

私が健康経営アドバイザーを取得した2016年の571社からは約35倍にまで上りました。
この傾向は2030年10万社程度までは続くと思われます。

そもそも私は個人的にヘルスケアに困ったことから取り組みを始めたのが1995年からでした。何に困ったかと言うと、健康のための運動とは、 長生きするための運動とは、習慣にできる運動とは、腰痛があるのだけれど歩き方が悪いのか、ストレッチの仕方がよくわからない、いろいろ試すけれども余計に痛くなったり・・・そんな事を繰り返しながら、もう25年以上経ちました。いまでも勉強し続けています。

例えば、歯のことを学びたいと思った時に、どこに行くでしょうか？知人に歯科医師や衛生士さんがいれば聞くことができるかもしれませんが。

歯が痛ければ歯科に行きますし、歯のケアをしたくても歯科医院に行けます。しかし一般の方が「歯のことを知りたくて、学びたくて」歯科医院へは行かないと思います。プロを目指さない限り、専門学校へもわざわざ行きません。

歯だけではなく身体も同じで、骨のことを学ぶために整形外科に行きません。プロを目指すなら、整形外科専門医、もしくは整体や柔道整復師だと思いますが、いずれにしても一般的には「痛くなってから行くところ」です。

ただ学びたい、知識を習得して学んだり実践したいと思ったら、書店で本を読んだり、様々な先生のブログ記事を読んだり、最近ではyoutubeで視聴したり、そんな手段になるのではないでしょうか。

米国では、足の専門医はレッグ（脚）とフット（足）の学問を学ぶポダイアトリストという専門家が２万人います。身体全体の筋膜のつながりを学ぶロルフィングという身体の学問があったり。私も個人的に深く学びたいと思っていますが、今後そうするかもしれませんが、ただ渡米して学ぶ必要もないと思っており、日常生活に使える程度の知識と経験を学べる場所があったら良いと思っており、町の小さな塾みたいなイメージでしょうか。

私は、質のいい人生にウォーキングを推奨し、歩くということは姿勢を整え、正しい靴の選び方を覚え、実際に使用し、普段できるストレッチを覚え、どんな歩き方が体にいいのか、ダイエットに良いのか、健康になるのか、どうすれば歩き方がカッコよく見えるのか、そんなことをいつも考え25年やって参りました。

そんなことを学べる便利な場所で、日常生活に必要なことをしっかり学べ、習慣にすることも学んでいただき、そして実践する。
そんな場所を目指して活動いたします。

取締役COO 　石部 順一